昨今、婚活によって「うつ」になってしまう人々が増えていると言われています。
婚活が中々上手くいかず、憂うつでやる気がでなくなったりすることがあるなら、それはうつ病のサインかもしれません。この記事では婚活うつの診断チェックテストと、うつの原因や対策法についてご紹介します。
婚活うつとは?
婚活うつとは、 結婚相手を探す過程や、結婚を前提とした交際のような結婚活動におけるストレスが原因となって、精神状態が悪化し不調をきたした状態を言います。
例えば、以下のようなストレスによって婚活うつは起こります。 ・交際が上手くいかないストレス ・相手に振られたショック ・他人と面と向かって話すプレッシャー ・周囲への劣等感
このような精神にダメージを受けるようなことが起因となって、眠れなくなったり、何をしても楽しくなくなる(意欲の低下)現象が起きます。
うつ病は他の病気と同じく、放っておくとどんどん悪化していきます。
気を強く持てば治るというものではありません。
うつ病を治療するためには周りの人の協力や、専門医によるカウンセリングが必要となります。
以下にうつ病の診断リストを紹介します。自分がうつではないか、あるいは家族友人がうつになっていないかを簡単にチェックしてみましょう。これらの項目に複数当てはまる方は要注意です。
(これはうつのもっとも一般的な症例について紹介するものです。この症状が出ていない場合でもうつはありえます。より詳しく診断するには専門家に尋ねましょう)
婚活うつの原因
うつになりやすい人の共通点は、ストレスを発散するのが苦手なことです。
普段こそ上手く対処できていたとしても、立て続けに大きなストレスを受けたり、いつもとは違う環境に置かれたりすることで精神はダメージを受けます。
例えば以下のようなストレスを長期に渡って受けることによって、婚活うつとなってしまいます。
婚活うつの症状
うつの症状は表面に出にくく、本人でさえ判断が難しいものがあります。
以下では精神的・身体的なものに分けて一般的なうつの症状についてまとめています。
婚活うつになりやすい性格
続いて、うつになりやすい人の特徴を紹介します。
これらの人々に共通するのは、ストレスを抱え込みやすく、そして発散するのが苦手であるということです。ストレスは現代社会にはつきもので、日本に住むすべての人が何らかのストレスを抱えています。通常はこれを適度に発散させられれば問題ないのですが、うつを発症しやすい人はそれが苦手な傾向にあるのです。
- 完璧主義、几帳面
- 相手の反応を気にしすぎる
- 周りからの期待を意識する
- 気が弱く、自分に自信がない
- 自分と周囲を比べてしまう
- 他人を優先する
- 何事も真面目に捉える
- プライドが高い
また、これ以外の性格の人でも婚活うつになってしまうことがあります。うつは周囲に頼れる相談相手がいないことや、大きな不幸によっても起こりえます。「この性格だからうつにはならない」と安心できないのが、うつの難しいところです。
婚活うつの対処法
このような婚活うつになってしまったらどうすればいいのでしょうか?
もしも婚活うつになってしまった時の対処法として、3つ紹介します。
気分転換をする
最近うまくいかない、と思うようになった時には気分転換をしてみましょう。
どこかに遊びに行ったり、1日ゆっくり家で過ごすのもうつには効果的です。
うつはストレスによって起こる病気なので、ストレスと上手に付き合っていくことが重要になります。
たまにの休日は結婚相談所に行くのも少し休んで、ストレスを発散するように心がけることが大切です。自分で意識するだけでも、多少楽になります。
ストレスを発散するのも難しい、と感じる場合には「何もしない」ということも効果的です。「何かしなくては」と焦ると、それがプレッシャーになってしまうことがあります。とにかく自分にとって良いと思える環境を周囲に作ることで、精神は回復していくと言えます。
あるいは一定期間、婚活を止めて休憩するのも一つの手です。ストレスの原因が「婚活でうまくいっていないこと」なら、婚活をやめるのが手っ取り早い方法です。
婚活を完全に止めるのではなく、しばらく休むだけの場合はある程度の期間を先に決めておいたほうが良いでしょう。婚活では年齢が重要になります。そのためあまり無計画に引き延ばしてしまうとかえってまた「婚活が上手くいかない」というストレスを受けてしまう事になります。どの程度で精神が回復するかは分からないことも多いとは思われますが、周囲とも相談して復帰時期を決めてみましょう。
婚活を休んだとしても、「結婚していない」というプレッシャーからは解放されないかもしれません。しかし早い段階から休みを入れることは、長い目で見た時に良い結果を生み出します。
周囲に相談できる人を作る
うつの治療には周囲の協力が欠かせません。
先述したように、うつは孤独感を感じることでも発症してしまいます。
また、周囲に相談することはストレスの発散にも有効です。
家族や友人など、できれば何でも話せるような相手と一緒に過ごせるようにしましょう。気分転換をするためにも、友人の家へ遊びにいったり、帰省してみたりするのもよいかもしれません。
そういった相手がいない場合にも、誰かに相談することは重要です。そういったチャンスがあったら、できるだけ相談してみましょう。
専門家に相談する
カウンセラーや医者など、専門家に相談することもうつの効果的な対処法です。
専門家の人はうつの症例を何件も扱っており、相談にも慣れています。日々の過ごし方についてそれぞれの人に合った方針を提案し、場合によっては薬物療法についても対応します。
うつの症状に当てはまると思ったら、まずは一度専門家に尋ねてみるのが良いでしょう。
家族、友人が婚活うつだったら
自分に近しい人に婚活うつの疑いがある場合、その人が孤独にならないように見守ることがうつの対策になります。
うつの人に初めて接するとショックを受けるかも知れません。知っている人が極端にネガティブになっているのを見ると、誰しも動揺してしまうものです。しかしうつの症状には周囲からのサポートが必要なのです。「助けはいらない」「問題ない」と言われた場合でも、実際症状は深刻化しているかもしれません。うつの兆候があれば普段から気にかけるようにしましょう。
現在でもうつの対処法に決まった方法はありません。うつの原因は様々で、たとえ原因と思われることを取り除いたとしてもうつが治らないこともあります。無理に「ああしろ、こうしろ」と押し付けたり、逆に変に気遣いをしたりするのもいけないと言われています。しかし人によっては「気にかけてくれて助かる」と感じるケースもあります。
うつの対処に正解はありません。それでもできる限りそばにいることを心がけましょう。そして相手が相談しようとしたときにはそっと耳を傾けてあげることが大切です。
注意点として、うつの人と一緒にいると周囲の人間まで憂うつになってしまうことがあります。あまり相手に共感しすぎないように、客観的な視線を持つことも治療法としては有効です。